軽貨物ドライバーは、軽バン1台で始められる配送の副業です。Amazon Flexを中心に、個人事業主として荷物を届けることで収入を得ます。フードデリバリーより単価が高く、天候に左右されにくいのが特徴。普通免許があれば始められますが、事業用の「黒ナンバー」の取得が必要です。2024年問題(ドライバー不足)の影響で需要は年々増加しています。
主要サービス比較
軽貨物の配送サービスは大きく分けて「ギグワーク型(案件単位)」と「固定ルート型(委託契約)」の2種類があります。副業で始めるなら、自分のペースで働けるギグワーク型がおすすめです。
| サービス | タイプ | 黒ナンバー | 報酬目安 |
|---|---|---|---|
| Amazon Flex | ブロック制(2〜8時間) | 必須 | 4時間で6,000〜8,800円 |
| Amazon Hub | 近所に小口配達 | 不要 | 1日1〜2万円(配達数による) |
| PickGo | 案件マッチング | 必須 | 1件5,000〜15,000円 |
| ハコベル | チャーター・スポット便 | 必須 | 1件5,000〜30,000円 |
| 代走屋 | 直接契約(手数料0) | 必須 | 1件5,000〜20,000円 |
| 企業ルート配送 | 固定ルート(委託契約) | 必須 | 日給12,000〜18,000円 |
副業で始めるならAmazon Flexが最もおすすめです。ブロック(時間枠)を予約して、その時間内に割り当てられた荷物を配達する仕組みなので、スケジュールが立てやすく、アプリのナビに従うだけで未経験でもすぐに始められます。
「まだ黒ナンバーを取るほどではない」「まずは試してみたい」という方には、Amazon Hubデリバリーがおすすめです。徒歩や自転車で近所に配達するだけなので、黒ナンバーも車も不要です。
各サービスの詳しい始め方・報酬体系・稼ぐコツは個別ページでまとめています。
始めるのに必要なもの
軽貨物ドライバーとして配送業務を行うには、以下が必要です(Amazon Hubを除く)。
| 必要なもの | 備考 |
|---|---|
| 普通自動車運転免許 | 取得から1年以上経過していること |
| 軽貨物車両(軽バン) | 購入またはリース。軽乗用車もAmazon FlexはOK |
| 黒ナンバー | 運輸支局に届出。リース会社が代行してくれる場合も |
| 事業用の任意保険 | 自家用の保険では配送中の事故が補償されない |
| 貨物保険(任意) | 預かった荷物の破損・紛失に備える保険 |
| スマホ・スマホホルダー | ナビ・配送アプリに必須。車載ホルダーも用意 |
| 台車(キャリーカート) | 重い荷物・大量の荷物を運ぶのに必須 |
⚠ 黒ナンバーの取得手順
①管轄の運輸支局に「貨物軽自動車運送事業経営届出書」を提出 → ②事業用自動車等連絡書を受け取る → ③軽自動車検査協会でナンバー変更。届出は即日完了し、費用も1,500円程度です。リース会社によっては取得を無料で代行してくれます。
車両の準備(購入・リース)
車両の準備方法は3つあります。
| 方法 | 初期費用 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 中古車を購入 | 30〜80万円 | トータルコストが最も安い。自分の資産になる | まとまった資金が必要 |
| カーリース | 0円(月額2〜3.5万円) | 初期費用ゼロ。経費計上が楽。黒ナンバー取得代行も | 総支払額は購入より高い |
| 短期レンタル | 0円(月額3.5〜5万円) | 最短1ヶ月から。お試しに最適 | 月額が割高。長期には向かない |
初めてなら「カーリース」が最もおすすめです。初期費用ゼロで始められて、黒ナンバーの取得代行や任意保険の手配もセットでサポートしてくれるリース会社もあります。まず数ヶ月やってみて、続けられそうなら中古車を購入して乗り換えるのが賢い流れです。
🚚 黒ナンバー取得サポート付き
ニコノリ カーリース
軽貨物を始めるならニコノリのカーリースがおすすめです。頭金0円・月額定額で軽バンに乗れて、車検・メンテナンスもコミコミ。黒ナンバーの取得代行や開業届の申請サポートまで対応してくれるので、「車の準備が面倒で一歩踏み出せない」という人でも安心して始められます。Amazon FlexやPickGoをこれから始める方にも対応。自宅にいながら新車が届くので、店舗に行く手間もありません。
🛡 黒ナンバーの事業用任意保険
黒ナンバー・緑ナンバーの事業用自動車保険はネットで加入できる会社が限られています。未来保険はこの事業用保険に特化した専門サイトで、ネットで見積もり依頼ができて最短即日加入も可能。これから開業する方にもおすすめです。
1日の稼働の流れ(Amazon Flex 4時間ブロックの場合)
| 07:50 | 配送ステーションに到着。荷物の積み込み開始 |
| 08:00 | ブロック開始。アプリに表示されるルートに従って配達スタート |
| 08:15 | 最初の配達先に到着。置き配 or 対面で荷物を渡す |
| 〜11:30 | 30〜50個の荷物を順番に配達。アプリのナビに従うだけ |
| 12:00 | ブロック終了。不在持ち戻りがあればステーションに返却して完了 |
4時間ブロックの報酬は通常6,000〜8,800円程度。土日や早朝は報酬が上がる傾向があります。これを週2回やれば月5〜7万円、週4〜5回なら月15〜20万円以上も狙えます。
リアルな収入の目安
| 稼働パターン | 月の稼働 | 月収の目安(売上) |
|---|---|---|
| 副業(週末のみ) | 月8〜10回 | 5〜8万円 |
| 副業(平日夜+週末) | 月15〜20回 | 10〜15万円 |
| 専業(週5フル稼働) | 月22〜25回 | 25〜40万円 |
上記は売上(=報酬)の目安です。ここからガソリン代(月1.5〜3万円)、車両維持費(リース代・保険等)、通信費などの経費を引いた金額が手取りになります。副業で週末のみなら月3〜5万円の手取りが現実的なラインです。
フードデリバリーとの大きな違いは、天候に左右されにくいこと(車なので雨でも問題なし)と、時間単位の報酬が読みやすいことです。ブロック制のAmazon Flexなら「4時間で確実にいくら」と計算できるので、副業のスケジュールが立てやすいです。
確定申告・会社バレ対策
軽貨物ドライバーの報酬は「事業所得」扱いです。ガソリン代・車両リース代・保険料・スマホ代(按分)・台車・駐車場代などはすべて経費として計上できます。レシートは必ず保管しておいてください。
副業で年間所得(収入−経費)が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。
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知っておくべき注意点
黒ナンバーなしで配送すると違法
有償で荷物を運ぶには黒ナンバーが必須です。黄色ナンバー(自家用)のまま配送業務を行うと道路運送法違反になります。Amazon Hubデリバリー(徒歩・自転車)は例外ですが、車を使う場合は必ず黒ナンバーを取得してください。
事業用の任意保険に加入する
自家用の任意保険は、事業用車両の事故では保険金が支払われません。軽貨物を始める前に必ず事業用の任意保険に切り替えてください。保険料は自家用より高くなりますが(月額1〜1.5万円程度)、万が一の事故を考えれば必須の出費です。
体力面の覚悟
宅配は1日30〜50個の荷物を運びます。重い荷物(水・米など)やマンションの階段配達もあります。最初の1〜2週間は筋肉痛との戦いになりますが、慣れると体が適応します。台車を活用して体力を温存するのがコツです。
2024年問題と安全管理者の義務化
ドライバー不足による需要増加の一方で、軽貨物ドライバーへの規制も強化されつつあります。安全管理者の選任義務化など、一般貨物並みの規制が検討されています。最新の法改正情報はチェックしておきましょう。
よくある質問
Q. フードデリバリーと軽貨物ドライバー、どっちが稼げる?
A. 時給換算では軽貨物の方が高い傾向があります(時給1,500〜2,200円 vs フードデリバリー1,000〜1,500円)。ただし軽貨物は車両維持費がかかるため、手取りベースで比較する必要があります。初期費用をかけたくないならフードデリバリー、しっかり稼ぎたいなら軽貨物がおすすめです。
Q. 軽乗用車(N-BOXなど)でもできる?
A. Amazon Flexは2023年から軽乗用車(5ナンバー)でも登録可能になりました。ただし黒ナンバーの取得と事業用保険への加入は必要です。荷室が狭いため、大量の荷物は積めない点に注意してください。
Q. 会社にバレずにできる?
A. 軽貨物は「業務委託」なので、確定申告時に住民税を「普通徴収(自分で納付)」にすれば会社に通知されません。詳しくは会社バレ対策ページをご覧ください。
Q. 女性でもできる?
A. 女性ドライバーも増えています。重い荷物は台車を使えば対応可能です。住宅街の配達は女性の方がお客様に安心感を与えるケースもあります。
Q. Amazon Flexのオファーが取れないのですが…
A. 人気エリアではオファーの争奪戦が激しいです。早朝や深夜のオファーは比較的取りやすいです。また、PickGoやハコベルなど複数のサービスに登録しておくと、Amazon Flexのオファーが取れない日でも稼働できます。
※このページの情報は2026年5月時点のものです。報酬体系・サービス内容は随時変更されます。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。