せどり(店舗・電脳)で副業|月5万円から堅実に。仕組みとコツ【2026年】

転売

せどりは、お店やネットで安く仕入れた商品を、メルカリやAmazonなどで仕入れ値より高く売って、その差額(利益)を稼ぐ副業です。「転売」とほぼ同じ意味で使われますが、もともとは古本屋で価値のある本を見抜いて買い、別の店に売ることを指した言葉でした。

せどりは「安く買って高く売る」だけのシンプルな仕組みなので、特別なスキルがなくても始められます。ただし、誰でも一瞬で大金が稼げるような甘い世界ではありません。仕入れには元手が必要で、売れ残れば在庫を抱え、利益から手数料や送料が引かれます。

この記事では、せどりの種類・仕組み・始め方・現実的な収入を正直に解説します。あわせて、ほとんどの人が見落としがちな古物商許可の話も省かずに書きます。月100万円といった派手な数字ではなく、「月5万円を堅実に積み上げる」ところから考えていきましょう。

この副業の概要

項目 内容
初期費用 仕入れ資金1〜5万円+古物商許可19,000円+梱包資材数千円(スマホがあればOK)
必要スキル 特になし(リサーチ習慣・コツコツ作業できる根気があると有利)
月収目安 3〜10万円(副業として現実的なライン)
難易度 低〜中(仕組みは簡単/利益を残すのにコツが要る)
在宅可否 電脳せどりは完全在宅/店舗せどりは外出が必要
資格・許可 中古品を繰り返し売るなら古物商許可が必須
向いている人 向いていない人
・買い物やリサーチが好き
・コツコツ作業を続けられる
・最初に数万円の元手を用意できる
・利益計算など細かい数字に抵抗がない
・初期費用ゼロで稼ぎたい
・在庫を抱えるのが不安
・梱包・発送の手間が面倒に感じる
・すぐにまとまった額を稼ぎたい

せどりの種類:店舗せどりと電脳せどり

せどりは仕入れ場所によって大きく2つに分かれます。どちらが正解ということはなく、自分のライフスタイルに合う方から始めるのがおすすめです。

種類 仕入れ場所 特徴
店舗せどり 家電量販店・ドンキ・リサイクルショップ・古本屋・ホームセンターなど セール品・ワゴン品から掘り出し物を探す。ライバルが少ない商品に出会いやすいが、足を運ぶ手間がかかる
電脳せどり ネットショップ・フリマアプリ・ネットオークションなど 自宅で24時間仕入れできる。価格差をツールで効率的に探せるが、ライバルも同じ画面を見ているため競争が激しい

最初は「電脳せどり」から始めるのが無難

店舗せどりは現地に行く時間と交通費がかかります。副業で時間が限られているなら、まずは自宅でできる電脳せどりで「売れる感覚」をつかみ、慣れてきたら近所の店舗も回る、という流れが続けやすいです。

利益の仕組み:手数料と送料を引いた残りが「あなたの取り分」

せどりで一番大事なのは、「売れた金額=利益」ではないという事実です。実際の利益は次の式で決まります。

利益 = 売値 −(仕入れ値 + 販売手数料 + 送料 + 梱包代)

たとえばメルカリの販売手数料は売上金額の10%です。3,000円で仕入れた商品を5,000円で売っても、手数料500円・送料500円・梱包代100円がかかれば、手元に残るのは「5,000−3,000−500−500−100=900円」。売値の2割弱しか残らないことも珍しくありません。

だからこそ、仕入れの段階で「これは手数料と送料を引いても利益が出るか?」を必ず計算する習慣が、せどりで勝ち続ける人と続かない人を分けます。

収入の目安(現実的なライン)

せどりの収入は「1商品あたりの利益 × 月に売れる個数」で決まります。副業で取り組む場合の現実的なイメージは次の通りです。

取り組み方 1商品の利益 月の販売数 月の利益目安
お試し(週末だけ) 500〜1,000円 10〜20個 5,000〜2万円
副業として軌道に乗った 1,000〜2,000円 30〜50個 3〜10万円
本格化(時間をかける) 2,000〜5,000円 50個以上 10〜30万円

最初の1〜2ヶ月は「仕組みを覚える期間」と割り切りましょう。いきなり月10万円を狙うより、まず月5,000円の利益を確実に出すことを目標にすると挫折しにくいです。なお、稼ぎが増えると在庫を回すための資金もそれだけ必要になり、家の中が在庫で埋まる「キャッシュフローと保管場所の問題」が出てきます。規模拡大はこの2点と相談しながら進めてください。

市場データ:リユース市場は3兆円超で拡大中

せどりが成り立つ背景には、中古品(リユース品)市場そのものの伸びがあります。リユース経済新聞(旧リサイクル通信)の推計では、2024年の国内リユース市場規模は前年比4.5%増の3兆2,628億円に達しました。同社は2030年に4兆円規模まで拡大すると予測しています(出典:リユース経済新聞)。

注目したいのは販路ごとの伸び方の違いです。同調査では、リサイクルショップなどの店舗販売(BtoC)が前年比8.2%増の1兆2,380億円と大きく伸びた一方、フリマアプリ等のネット販売(CtoC)は同1.4%増と成長が鈍化しています。これは「フリマアプリで誰でも売る時代」が一巡し、目利きや仕入れ力で差がつくフェーズに入ったことを示しています。せどりも“なんとなく出品すれば売れる”時代から、しっかりリサーチする人が残る時代になってきている、と読み取れます。

古物商許可:中古品を繰り返し売るなら必須

せどりを始める人が最も見落としがちなのが古物商許可です。これは趣味のレベルを超えて利益目的で取り組むなら避けて通れません。

古物商許可が必要なケース/不要なケース

必要:利益を出す目的で、中古品を繰り返し(反復継続して)仕入れて売る場合。これがまさに「せどり・転売」です。

不要:自分が使っていた不用品を売る場合。家の中の私物をメルカリで処分するのは古物商許可なしでOKです。

許可なく営利目的の中古品売買を続けると「無許可営業」となり、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります(古物営業法)。さらに処罰されると5年間は古物商許可を取得できなくなるため、副業をきちんと続けたいなら最初に取得しておくのが安全です。

項目 内容
申請先 営業所を管轄する警察署(生活安全課)
手数料 19,000円(申請時に納付)
審査期間 おおむね40日程度
主な必要書類 申請書・住民票・身分証明書・誓約書・略歴書など

※新品を仕入れて売る「新品せどり」は古物に該当しないため許可不要とされる場合がありますが、中古を一切扱わないと言い切れる副業はほとんどありません。判断に迷う場合は管轄の警察署に確認してください。

始め方の5ステップ

STEP やること
1 まず家の不用品を売ってみる。出品・梱包・発送の流れを許可不要の範囲で体験し、フリマアプリの操作に慣れる
2 古物商許可を申請する。本格的に仕入れ販売を始める前に取得しておく
3 扱うジャンルを1つ決める。本・ゲーム・家電・おもちゃ・アパレルなど、自分が詳しい・好きな分野から始めると目利きが効く
4 少額で仕入れて売る。最初は1万円程度の予算で「利益が出る計算」ができた商品だけを仕入れる
5 記録をつけて改善する。仕入れ値・売値・手数料・かかった日数をメモし、利益率の高いパターンを増やしていく

仕入れ・販売に使うプラットフォーム

せどりは「どこで売るか」で手間も利益も変わります。初心者がまず使うのは、利用者が圧倒的に多く商品が売れやすいフリマアプリです。

メルカリ

国内最大級のフリマアプリ。利用者が多く、出品した商品が売れやすいのが最大の強みです。せどりの「販売先」としてはもちろん、安く出ている商品を仕入れる「電脳せどりの仕入れ先」としても使えます。まずは家の不用品販売で操作に慣れ、そのまま販路として育てていくのが王道です。

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販売数が増えてきたら、Amazon(出品・FBA)やYahoo!フリマ、ラクマなど複数の販路に広げると、商品ジャンルごとに売れやすい場所を使い分けられます。最初から手を広げず、まずは1つのプラットフォームを使いこなすことを優先しましょう。

あると差がつく道具

せどりはスマホ1台でも始められますが、販売数が増えてくると「梱包」と「商品写真」で手間と売れ行きに差が出てきます。

道具 価格目安 用途
梱包資材(段ボール・封筒・緩衝材) 数百〜数千円 発送のたびに必要。まとめ買いで1個あたりのコストを下げる
撮影ブース(簡易フォトボックス) 2,000〜5,000円 商品写真をきれいに撮ると購入率が上がる
キッチンスケール 1,000〜2,000円 重さを量って送料を正確に把握する

ダンボールワン

梱包資材のオンライン通販。段ボール・テープ・緩衝材が業務用価格で買えます。せどりは発送のたびに資材を消費するため、まとめ買いで1個あたりのコストを下げると利益がそのまま残ります。サイズ展開が豊富で、商品に合った箱を選べば送料の節約にもつながります。

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撮影ブース(簡易フォトボックス)

物販では商品写真の質が購入率に直結します。簡易フォトボックスを使えば、LEDライト付きで影が出にくく、背景がすっきりした写真を自宅で撮れます。同じ商品でも写真が1段きれいになるだけで、ライバルより先に売れることは珍しくありません。折りたたみ式なら収納にも困りません。

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確定申告とお金まわりの備え

副業の利益(所得)が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります。せどりは仕入れ・送料・梱包代などが経費になるため、最初からレシートや取引記録を残しておきましょう。事業として育てるなら開業届を出して青色申告にすると節税につながります。

フリーナンス

フリーランス・個人事業主向けの損害賠償保険+ファクタリングサービス。口座開設は完全無料で、業務上のトラブルに備える「あんしん補償」が自動付帯します。せどりを事業として広げると、仕入れ資金が先に出ていって入金は後、という資金繰りのズレが起きがちです。急ぎでお金が必要なときに請求書を買い取ってもらって入金を早める「即日払い」も使えるため、規模拡大時の備えとして知っておくと安心です(常用するものではなく、ピンチ時の選択肢として)。

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せどりの強みと注意点

強み 注意点
・仕組みがシンプルで未経験でも始めやすい
・スマホ1台+少額の元手でスタートできる
・成果が「売れる/売れない」で分かりやすい
・自分のペースで作業量を調整できる
・市場(リユース)が伸びている
・仕入れ資金が必要で、売れ残れば在庫リスク
・手数料・送料で利益が思ったより薄い
・古物商許可がないと違法になる
・梱包・発送の地道な作業が続く
・偽ブランド品・禁止商品の販売は厳禁

よくある質問

Q. 本当に未経験でも稼げますか?

仕組み自体は単純なので、未経験でも月数千〜数万円なら現実的に狙えます。ただし「仕入れれば必ず売れる」わけではなく、利益が出る商品を見極めるリサーチが鍵です。最初は小さく試し、売れたパターンを増やしていく姿勢が大切です。

Q. 元手はいくら必要ですか?

仕入れ資金1〜5万円+古物商許可19,000円+梱包資材で始められます。まずは家の不用品販売で資金を作り、その利益を仕入れに回す方法ならリスクを抑えられます。

Q. 古物商許可は本当に必要ですか?

利益目的で中古品を繰り返し仕入れて売るなら必要です。自分の不用品を売るだけなら不要ですが、せどりとして継続するなら取得が前提だと考えてください。無許可営業には罰則があります。

Q. 売れ残ったらどうなりますか?

在庫として手元に残り、仕入れ資金が回収できません。だからこそ「需要があり、回転の速い商品」を選ぶことが重要です。値下げして早めに現金化する判断も、続けるうえで欠かせません。

Q. やってはいけない商品はありますか?

偽ブランド品・コピー品の販売は違法です。また、チケットの高額転売、医薬品・酒・中古化粧品など、販売に許可や資格が必要な商品もあります。扱う前に必ずルールを確認してください。

副業を始める前に知ってほしいこと

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※この記事の情報は2026年5月時点のものです。古物商許可の手数料・手続きや各サービスの手数料は変更される場合があります。最新情報は各公式サイト・管轄警察署でご確認ください。

参考資料・出典

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